レーシック110>PRK手術


PRK手術は、フラップを作らないため、格闘家やスポーツ選手に適した手術方法で、 角膜の薄い方や強度の近視の方でも、手術できます!

PRKは、レーシックがでてくるまでは、視力矯正でよく使われていた手術方法でした。PRK手術の主な内容は、 以下のようになっています。

PRK手術とは

PRK手術は、他の視力矯正手術と違って、フラップを作らないのが特徴です。 エピレーシックやラーセック(LASEK)と同じく、角膜表面照射と呼ばれる手術方法に分類されます。

レーシックが、盛んに行なわれるようになった1990年代後半までは、PRK手術が視力矯正手術の主流でした。

PRKは、手術後のフラップのずれを心配する必要がなく、フラップによるトラブルがありません。

しかし、レーシックと同じように角膜実質層にエキシマレーザーを照射して、視力を向上させるので、 角膜の表面にある、角膜上皮層とボーマン膜は、取り除くことになります。

この方法としてPRKには、
 (ア)専門の医療機器を使う方法
 (イ)アルコールで、角膜上皮層を柔らかくして取り除く方法
 (ウ)レーザーを直接照射して、取り除く方法
の3つがありますが、多くは(ウ)のレーザーを照射する方法が、用いられています。

レーザーを照射するPRKは、眼に局部麻酔してから、すぐにレーザーによって、角膜上皮層とボーマン膜を取り除きます。

この角膜上皮層は、再生能力があるので、レーザーによって取り除いても、時間がたつと新しい角膜上皮層ができて、元の角膜と一体になります。

ただし、角膜上皮層は痛みを感じる部分なので、完全に再生されるまでは、痛みが残ります。 (ボーマン層は、痛みを感じません。)

特にPRK手術後、数日から1週間の間は他の手術に比べて、痛みが強いようです。

またレーシックのように、手術後すぐに眼が見える状態にはならず、日常生活に支障がなくなるまでは、 長くて1週間ほどかかります。

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PRK手術の流れ

PRK手術が、レーシックと違う点はフラップを作らないことと、保護用コンタクトレンズをつけることです。
具体的なPRK手術の流れは、次のようになっています。

1)眼を洗浄してきれいにします。
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2)点眼薬で局所麻酔して、PRKの手術中に痛みを感じないようにします。
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3)まばたきしないように、開眼器でまぶたを固定します。
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4)角膜の表面に、エキシマレーザーを照射して、角膜上皮層とボーマン膜を取り除いた後、 その下にある角膜実質層にも、レーザーを照射して、視力を矯正します。
このエキシマレーザーは、コンピューターで制御されているので、たとえ眼球が動いたときも、その動きに合わせるようになっています。
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5)眼の中の分泌液を洗浄し、最後に保護用コンタクトレンズをつけて、PRK手術は終了です。ここまで、PRK手術にかかる所要時間は約5分ほどです。

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PRK手術のメリット

メリット1.

レーシック手術が不可能な、角膜の薄い方や強度の近視の方でも、手術が可能です。これは、フラップを作らないため、 角膜の形を矯正できる余裕が大きいためです。

メリット2.

PRK手術は、フラップを作りませんから、フラップのずれやはがれなどのトラブルを、 全く心配する必要がありません。(フラップ自体がないので、当然のことですが。)

また、手術で取り除かれた角膜上皮層が、新しく再生することで、角膜全体が一体になり、 外からの衝撃に対しても、抵抗があります。

なお、レーシック手術のフラップは、手術後、角膜にはしっかり固定されますが、完全に一体になるわけではありませんので、 PRK手術よりは衝撃に弱いといえます。

このため、眼に強い刺激や圧迫がある、ラクビーなどのスポーツ選手や、格闘家の方に向いた手術方法といえます。

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PRK手術のデメリット

デメリット1.

PRKの手術跡が新しく再生されるまでは、痛みがあります。特に手術後、数日間は他の手術に比べて、痛みが強いようです。

デメリット2.

日常の生活に、支障がないくらいまで視力が戻るには、数日から1週間ほどかかります。 それ以降は、視力が向上してきますが、その視力が安定するまで、1カ月〜数カ月かかるのが一般的です。 (個人差あり)

デメリット3.

PRK手術は、従来のレーシックと同じように、ハロ現象、グレア現象、 ドライアイなどの症状があります。詳しくは、レーシック合併症をご覧ください。

デメリット4.

両眼同時に手術すると、普通の日常生活ができませんので、PRK手術は片目づつの手術になります。

デメリット5.

PRKのような、角膜表面照射に分類される手術方法では、角膜のにごり(ヘイズ)が 生じるときがあります。

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