レーシック110>エピレーシック


エピレーシックは、角膜の薄い方や強度の近視の方でも、視力の矯正が可能な手術です。またエピレーシックは、はげしい運動をするスポーツ選手や格闘家の手術例も多くなっています。

エピレーシックとは

エピレーシックは、「エピケラトーム」と呼ばれる医療機器で、 レーシックよりも薄いフラップを作り、その後エキシマレーザーを照射して、視力を矯正する手術です。

エピレーシックで作るフラップの厚みは、約50〜60マイクロメートル(0.05ミリ〜0.06ミリ)と、ごく薄いもので、 角膜の一番外側を切ります。

人間の角膜は、5層構造になっていて、外側から順に
角膜上皮層、ボーマン膜、角膜実質層、デスメ膜、角膜内皮層となっています。

エピレーシックでは、フラップを一番外側の角膜上皮層だけで作り、 一方レーシックでは、角膜上皮層とボーマン膜、角膜実質層の一部でフラップを作ります。

このため、角膜の薄い方や強度の近視の方は、レーシック手術ができないケースが多いのです。

また、角膜上皮層は再生能力があるので、エピレーシックで作ったフラップは、時間がたつとはがれ落ちて、新しい角膜上皮層と入れ替わります。

ただ、フラップが大変薄いため、最初は角膜の表面を、コンタクトレンズで保護する必要があります。

大体、エピレーシックの手術から1週間ほどたつと、角膜上皮層の再生が進みますので、クリニックでチェックした後、 コンタクトレンズをはずすことになります。

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エピレーシックのメリット

エピレーシックは、他の視力矯正手術と比べ、次のようなメリットがあります。

角膜が薄くても手術できる

エピレーシックは、フラップを薄く作るため、角膜の薄い方や強度の近視で、 レーシック手術できない方でも、手術が可能です。

このフラップは、角膜上皮層だけで作られるので、レーシックのフラップとは区別して、 「上皮フラップ」と言われています。

眼に対する衝撃に強い

エピレーシックでは、薄いフラップ(上皮フラップ)を作り、保護用コンタクトをつけるので、 外から強い刺激があってもフラップがずれることが、ほとんどありません。

また、上皮フラップは手術後時間がたつと、はがれ落ち、後から新しい角膜上皮層が再生されますので、 完全に手術前の状態に戻ります。

例えば、腕をナイフで切ったときでも、時間がたつと傷口がふさがって、完治するのと同じことです。このため、激しい運動をするスポーツ選手や、格闘家に向いた手術方法といえます。

アルコ−ルを使わない

エピレーシックと似た手術方法に、ラセック(LASEK)があります。 ラセックでは、上皮フラップを作るときにアルコールを使うため、角膜への負担がありますが、 エピレーシックではこれがありません。

PRKよりも痛みがなく、視力の回復が早い

PRKは、フラップを作らない視力矯正手術ですが、術後の痛みが強いことと、回復までに時間がかかるデメリットがあります。

ですがエピレーシックでは、PRKよりも痛みが少なく、視力の安定や回復が早い傾向にあります。

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エピレーシックのデメリット

エピレーシックのデメリットを、以下にピックアップしました。

痛み

レーシックは個人差もありますが、手術後の痛みはほとんどありませんが、エピレーシックは手術後、 数日から1週間ぐらい痛みが残ります。
ただし、フラップを作らないPRKよりは、痛みが少なくなっています。

合併症

エピレーシックでは、レーシックと同じように、次のような症状が起こることがあります。

・ハロ(ハロー)現象
  ・・・光の周辺が、ぼんやりとモヤがかかったように見える
・グレア現象
  ・・・明るいところが、いつもよりまぶしく見える
・コントラストの低下
  ・・・色の明暗を区別する力が弱くなる

詳しくは、このサイトのレーシック合併症をご覧ください。

コンタクトレンズの着用

エピレーシックで作る上皮フラプは、レーシックのフラップよりかなり薄いため、これを保護するために 手術後1週間ぐらいは、コンタクトレンズをつける必要があります。

コンタクトレンズの取り外しは、角膜上皮層がしっかり再生しているのを、クリニックで確認してからになります。

角膜のにごり

エピレーシックは、角膜の表面をレーザーで照射する手術のため、角膜のにごり(ヘイズ)が 起こることがあります。

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